無視できない『液状化現象』|耐震診断・耐震補強をお探しなら小野設計社、東京・千葉をはじめ関東全域に対応

コラム

無視できない『液状化現象』

設計部のKです。
住宅を建てよう、または買おうとする(した)時、地盤のことまで考える方はそう多くないと思います。
地盤が弱いと地盤沈下が起こるのは周知の事実ですが、東日本大震災が発生した際に多く見られた『液状化現象』を、今回はテーマにお話ししたいと思います。

『液状化現象』とは?

あらためて、液状化現象についてご説明しますね。
建物を支える地盤は、もともと砂や土、水、空気が混ざり合った(粒子がくっつきあって、その間に空気と水がある)状態にあります。
地震が起こると、くっついていた粒子が離れてバラバラになり、粒子は下に、水は上にいきます。
そして、その水がもたらすのが『液状化現象』です。

私たちの事務所がある千葉県は液状化しやすい地盤であり、東日本大震災の時には液状化による住宅被害件数トップ10に、県内の7市町村がランクインしました。
当時ニュースで取り上げられたベイエリアを代表する浦安市だけでなく、旭市、我孫子市なども
ランクインしたのは興味深いです。

地盤の不安要素を考える

住宅購入を考える時、「都心へのアクセス」「駅に近い」などを条件に上げる事も多いと思います。
千葉県は都心に近いので開発が進められ、埋め立て地が多い=液状化しやすい地盤が多い、といえます。
また、水田を造成した土地も地盤が弱い場合があるため、注意が必要です。

液状化しにくい地盤とは?

台地は液状化しにくい地盤です。盆地や平野のような、低地と比べ一段と高くなった平坦な地形で、
火山灰であるローム層の場合が多く、排水が良く比較的地盤が安定しています。

まずは地盤調査を!

地形によってリスクの差はありますが、土地が決まっていよいよ設計!といく前に、まずは地盤調査をして、どのくらい耐力があるか、確認する事をおススメします。
調査の結果弱い地盤だとわかったとしても、地盤改良を行うことで液状化や地盤沈下が防げるのです。

「地盤調査や地盤改良がしたい」「地震に強い建物にしたい」そんなご相談はぜひ当社へ!
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