当社代表のOです。
イニシャルにする必要はありませんね。笑
さて、今まで6回にわたり建物の欠陥や瑕疵(かし)、トラブルについて当社メンバーにより、リレー形式でコラムを書かせて頂きました。
昨今、このようなご相談が多くなってきており、また、私どもの仕事の特長から、新築案件よりも既存建物の改修や点検が多いため、
社会に向けた問題提起の意味で今回のコラムを綴らせて頂いた次第です。
従前から建築業界において、重層下請構造の問題や、特に資格を有さなくても経験と勘に頼るかたちで、明確な根拠がなく工事が行われていました。
しかし、そこには良い点と悪い点の両方があり、昨今、ニュースを賑わせているアパートの施工不良などが表面化しています。
職人の方々の仕事があって、建築物を作ることができます。
しかし、設計を綿密にしなくても、現場のチェックをしなくても建築物は作れてしまうのです。
そこに、落とし穴がある。
そして、それに気がつかずに生活している方々がいる。
欠陥や瑕疵が表面化したとき、そうしたことに気づかず生活していた方々は、どのような思いに至るか…想像に難くないと思います。
建築士は新しい建物をつくることに注力しがちですが、すでにある建物は軽視しがちです。
実は、本当に救わなくてはいけない人たちが、そこに多くいるのです。
欠陥や瑕疵、トラブルを未然に防ぎたいと思いますが、同時に、すでに発生しているのに隠れてしまっているものを見つけて、助けていきたいとも思っています。
悲しいことに、施工不良による訴訟事案も多くなっています。
当社では状況に応じて、弁護士と協働して対応にあたっています。
ぜひ、お気軽にご自宅や建物の不具合、気になることをご相談ください。