あなたの家、『構造検討』されてますか?|耐震診断・耐震補強をお探しなら小野設計社、東京・千葉をはじめ関東全域に対応

コラム

あなたの家、『構造検討』されてますか?

こんにちは。当社で構造設計を担当しております、二度目の産休を取得予定のSです。
前回までのコラムで「欠陥住宅」の話題を上げていますが、今回は「構造設計の欠陥」についてお話ししたいと思います。
ちょっと難しい部分もありますが(^^;)、お付き合いください。

構造検討ってナニ?

そもそも『構造設計』って、何でしょう?
一般的に設計というと、家を設計すること、と、ざっくりとした認識を持たれている様に思います。
でも実際は『意匠設計(デザインの部分)』『構造設計(建物の構造の部分)』に分かれているものなんですね。
私はこれらのうち、構造に関する柱や梁など建物の強度を決めたり、強度の根拠となる構造計算書を作成したりしています。

誤解が欠陥住宅を生む

一般的な木造住宅のような建物は、構造計算が不要とされる代わりに、簡易的な構造検討(①筋交いの量は十分か? ②筋交いの配置バランスは問題ないか?
③柱が梁や基礎に金物でしっかり固定されているか?)は、行うよう定められています。
ところが、緩和措置により上記の簡易的な構造検討は、建築確認申請時の提出が不要なんですね。
それを「構造検討しなくて良い」と誤解した施工会社により、構造検討がされないまま建てられている建築物が存在するのです。
あなたの家もそうして建てられた結果、柱や梁、筋交いに問題のある欠陥住宅である
可能性もゼロではなく、最悪の場合、訴訟に発展するかもしれません。

まずは建築士や弁護士に相談を

「もしかすると欠陥住宅かも?」と不安のある方、今まさにトラブルを抱えている方、
一度信頼できる建築士に相談されることをお勧めします。
当社は一級建築士が複数名おり、建築トラブルの訴訟案件も実績がありますので、
ぜひご相談ください。
お客様に寄り添い、対応させていただきます。