本日は社員研修を目的に、『有限会社 曳家岡本』代表取締役 岡本様ご教授のもと、千葉県内の現場を見学させて頂きました。
今回は傾いた古民家をジャッキで上げて元の位置に戻し、基礎を修正する仕事です。
ところで「曳家」と聞いて、すぐにお分かりなる方は少ないのではないでしょうか。
「曳家」とは建築物を解体せずに別の場所へ移動する場合に活用される建築工法です。
解体・建築・保存の建設3分野のうち、保存の分野を受け持つ業種で、特に文化財の保存分野に関わりを大きく持っています。(一般社団法人 日本曳家協会HPより)
家屋移動だけでなく、曳家の技術を使って家の傾き修正から沈下修正、土台揚げ、基礎の造り替え、白蟻や腐食による柱や土台の取替え等も行います。
需要が少ないので認知度も低く、業者さんも少ないのが現状ですが、曳家の技術は耐震技術に直結するものも多いので、大変興味深く見学させて頂き、構造体の重要性を再認識し今後の設計に生かすことが出来ます。
岡本様、貴重なお時間ありがとうございます！
お気軽にご相談ください。
